ブラウザにバグがある場合、Webデザイナーの意図に反するレイアウト崩れの原因となります。
Macintoshでお馴染みの「Safari」や既に著名な「Opera」は従来よりAcid2に準拠しており、軽快な「Firefox」も次期バージョンよりこれに準拠するとの事です。
シェアNo.1の「Internet Explorer」は近頃、次期バージョン8がAcid2に適合した事を明らかにしました。
これが事実であれば、大変、喜ばしい事です。
しかし、2月4日の記事にも書きましたが、シェアを独占しているMicrosoftがこれを“まとも”にクリアする事は有り得ません。
Operaで最高技術責任者(CTO)を務めるHakon Wium Lie氏は、IE8のAcid2合格は“見せ掛け”のものとし、否定的な見解を示しています。
そしてこれは、ほぼ“真実”です。
IE8では、独自のフラグを挿入する事で「標準モード」と云う仕様に切り替えが予定されており、これがAcid2に合格しただけであり、切り替え前、即ちデフォルト状態では準拠していない事を示唆しています。
まるで、SEOスパムのCloakingの様ですね。
一昨日の記事にも似た内容の懸念を書きましたが、大多数のユーザーはデフォルト仕様のまま、その機能を利用します。
設定し直した上で利用される事が稀、と想定された場合、それは本当の意味での《ウェブ標準準拠》とは云えません。
結局の処、Microsoftはシェア独占からなる独自仕様をそのままに、ウェブ標準準拠、と云う名声だけを取り入れただけに過ぎません。
恐らく、上記の内容は、多くのユーザーにとっては無関係だと思われます。
しかし、法人サイトや商用サイトでは無視出来ない内容なのです。
ちなみに、Webデザイナー達にとっては今迄と何等変わる事なく、バグを見つけてCSSハックに勤しむ必要がある訳です。と考えれば、バージョンがコロコロ変わるのは誰も望まない現実、とも云えます。
前回の記事内容にもリンクする注目事項である為に今回、敢えて触れてみましたが、何れにしても横柄な技術行使は辞めて貰いたいものです。
皆さんも是非、独占的な技術の振るわれ様に注目してみて下さい。

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