2008年02月06日

「Internet Explorer 8」はウェブ標準に準拠するのか?

 Web Standards Projectが開発したウェブ標準準拠テスト「Acid2」は、ブラウザを総合的にテストするWebページで、該当ブラウザが正しく表示された場合、スマイルマークが現れます。
 ブラウザにバグがある場合、Webデザイナーの意図に反するレイアウト崩れの原因となります。
 Macintoshでお馴染みの「Safari」や既に著名な「Opera」は従来よりAcid2に準拠しており、軽快な「Firefox」も次期バージョンよりこれに準拠するとの事です。

 シェアNo.1の「Internet Explorer」は近頃、次期バージョン8がAcid2に適合した事を明らかにしました。
 これが事実であれば、大変、喜ばしい事です。

 しかし、2月4日の記事にも書きましたが、シェアを独占しているMicrosoftがこれを“まとも”にクリアする事は有り得ません。
 Operaで最高技術責任者(CTO)を務めるHakon Wium Lie氏は、IE8のAcid2合格は“見せ掛け”のものとし、否定的な見解を示しています。
 そしてこれは、ほぼ“真実”です。

 IE8では、独自のフラグを挿入する事で「標準モード」と云う仕様に切り替えが予定されており、これがAcid2に合格しただけであり、切り替え前、即ちデフォルト状態では準拠していない事を示唆しています。
 まるで、SEOスパムのCloakingの様ですね。

 一昨日の記事にも似た内容の懸念を書きましたが、大多数のユーザーはデフォルト仕様のまま、その機能を利用します。
 設定し直した上で利用される事が稀、と想定された場合、それは本当の意味での《ウェブ標準準拠》とは云えません。
 結局の処、Microsoftはシェア独占からなる独自仕様をそのままに、ウェブ標準準拠、と云う名声だけを取り入れただけに過ぎません。


 恐らく、上記の内容は、多くのユーザーにとっては無関係だと思われます。
 しかし、法人サイトや商用サイトでは無視出来ない内容なのです。

 ちなみに、Webデザイナー達にとっては今迄と何等変わる事なく、バグを見つけてCSSハックに勤しむ必要がある訳です。と考えれば、バージョンがコロコロ変わるのは誰も望まない現実、とも云えます。

 前回の記事内容にもリンクする注目事項である為に今回、敢えて触れてみましたが、何れにしても横柄な技術行使は辞めて貰いたいものです。
 皆さんも是非、独占的な技術の振るわれ様に注目してみて下さい。


posted by EINS at 14:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | HP観察記 | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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