2007年09月05日

Webページのランディングに伴う興味対象の遷移

 今日、“はましょー”こと「浜田翔子」のファンになりました!

 いきなり、何の話題?、と云う感じだとは思いますが、暫しお時間を…

hamasho.jpg さて、はましょー以前に、これまた皆さんには関係ないお話ですが、お笑いの「さまぁ〜ず」が好きです。
 と云う訳で、昨晩、夜中ですけど、『ぶっコギ!』と云う日テレの番組を見ていました。
 「80年代ヒットソング唄いまくりスペシャル前編」と云うタイトルで、内容は80年代のヒットソングのB面を聴いてA面の曲を当てる、と云う内容です。

 図らずも、80年代多感な時期を過ごし、長らく珍妙奇天烈なこの頃の風潮、と云うか全体的な周囲のセンスに疑問を抱き、個人的にこの時代の主流を排斥する傾向にありましたが、よる年月には勝てず、端的に云って“懐かしいな〜”と思った次第です。


 番組の中で、聞き覚えのないB面が流れ、しかし、分かり易いヒントによって、驚く程簡単にA面が分かります。
 ファンでもないのに皆が大体知っている、20世紀のマスの強さでしょうか?

 そんな中、答えが「セーラー服を脱がさないで」と云う出題、答えの後に歌う、と云ったシーンが流れました。
 小学生高学年から中学生にかけてよく耳にしてはいましたが、僅かに世代がズレている為、歌そのものの認知度に対し、歌っていた「おニャン子クラブ」のメンバー達の記憶がぼんやりしてます。

 ぼや〜、っとした記憶を呼び起こすには“映像”を見返すのが一番、と云う訳で、ご存知『YouTube』で検索してみました。

 検索キーワードは“セーラー服を脱がさないで”。おニャン子クラブは、おにゃんこクラブなのか、おにゃん子くらぶなのか、キーワードが微妙であった為です。懐かしさも相俟って、検索結果を楽しみにしておりました処…
 見つかりました!
 以前程ではないにしろ、役立ちますね、YouTube。

 しかし、見つかった動画は「夕やけニャンニャン」の最終回のライブ、と云うもので、今となってはちょっとお宝感のある司会者によるフリからライブへと移り、表現し難いファッションに身を包むおニャン子達が、荒い画質に乗って歌う、と云うものでした。

 懐かしさから触手を伸ばしたは良いものの、実際に見てみると“アレ?”と云った感じです。
 懐かしさは所詮、懐かしいだけか、と思い、脇を見てみると、モーニング娘。も歌っている様です。ですが、モー娘がこれを歌う、と云うのは想像の範疇です。
 すると、1つ、違和感あるものを発見。
 それが『浜田翔子のセーラー服を脱がさないで』です。

 複数人の女性アイドルグループがカバーする、と云うのは、ま〜、ありがちなのですが、一人でコレを歌うの?
 そんな訳で見てみました。
 結果、冒頭に書いた通り、です。


 出だしが長くなってしまいましたが、この一見、取るに足らない内容、実はWebマーケティングではかなり重要です。

 上記の内容から、私の興味対象が場面毎に移り行く様が見て取れる、と思います。

 確固たる目的や動機が不明瞭、或いは緩やかな場合、意識はそれ程集約されるものではなく、寧ろ曖昧で移ろい易く、多くの場合において、興味対象は状況下によって本筋から外れて行きます。
 仕事の為に下された必須情報、或いは、類似情報の収集等、目的意図がはっきりしていれば兎も角、極々自然な“探し物”の場合、そもそものの着地点は定まっていない事を意味しています。

 ちょっと長くなってしまいましたが、今回は『リターゲティング(Retargeting)』についてお話させて頂きます。

 そうそう、はましょーのブログ『ストロベリーショーコケーキ』はこちらです。

 それでは、もう少しお付き合い下さい。


 探し物をしていて、いつの間にか全く関係のないものに目を奪われている事、ありませんか?
 参考資料として昔の雑誌を引っ張り出して探している内に、関係のない記事に目を通し、暫し読み耽る等。

 私は結構あるのですが、ま、集中力が乏しいのでしょう。
 しかし、何もコレは私に限った事ではなく、結構、有り得る事なのです。

 また、別な話になりますが、昔買ったCDを聞き直してみると、以前は全く興味のなかった、或いは、良いとは思わなかった楽曲が、何故か無性に良い感じ、等ありませんか?

 何かに興味が湧く、と云う感覚は、興味を抱き続ける事よりも易しく、自然なのです。
 同様に、そもそも何かに興味を抱く感覚は、状況に左右され易いのです。


 冒頭の話を掻い摘みますと、以下の様な興味対象の推移になります。

 1.お笑い⇒2.さまぁ〜ず⇒3.懐メロ⇒4.おニャン子クラブ⇒5.セーラー服を脱がさないで⇒6.カバー曲⇒7.浜田翔子

 内、1〜4迄はテレビ、4〜7がインターネットと媒体が換わっています。

 インターネットに媒体を移し、探す、と云う行為に入ります。

 この検索行動においてアプローチをするのはSEM(検索エンジンマーケティング)です。
 しかし、今回はYouTubeと云うサイトに直接、ランディングしています。従って、検索行動へのアプローチは意味を成しません。

 結果、目的とは異なるものを探し当て、それを気に入った訳です

 これはアフィリエイトやターゲティング広告の類によるアプローチ、と云えます。
 所謂、コンテンツマッチに伴う類似情報を表示させる事により、集客する、と云った代物であり、これも既に著名な手法です。

 私は、最終的にココ(にわかファン)で落ち着きましたが、もし、CDやDVD、写真集等を実際に購入させるには、どうすれば良いのでしょうか?
 何か、一押し、必要な訳です。

 従来のプル型マーケティングによって(今回、作為はありませんが)、興味を抱かせるに十分でした。
 しかし、まだ実際に消費者に迄はなっていない為、これに対しプッシュが必要、と云う事になります。

 現在、『行動ターゲティング(Behavioral Targeting)』による分析は注目され、閲覧者の気を引く方法論は確立されつつありますが、何処までもプルに頼ってしまうと、作為的な仕掛け、つまり、お奨め、が出来ない為に、結果的に機会損失が起こり得る可能性が高い、と云う事です。

 『リターゲティング(Retargeting)』は、これを解消するに必要な要素が多分に含まれている、と云えます。

 リターゲティングは、閲覧者の実際のアクション動向に基づく積極的なアプローチを指します。
 ともすれば、ユーザーの閲覧、及び利用状況をトレースする様で、一見、監視されている様で心地悪い様な気もしますが、これがリアルな商売、例えば、実店舗に置き換えてみますと、馴染みの客の嗜好を覚えておく気配り、と取れます。

 例えば、定食屋で“いつもの”で通じる程の常連であれば、そのお客様の好きそうな一品を“想像”する事も出来る筈です。
 同様に、特定ジャンルの音楽を毎回購入して行くお客様に、お奨めする事が出来る訳です。

 つまり、リターゲティングが齎す効果は、ユーザーの行動原則を酌み取り、適正と思われる情報を提供、或いは推測する事からなり、且つ、提供対象物を紹介し、どうですか?、とお奨めするアプローチを指します。


 リターゲティング、のみならず行動ターゲティングは、まだまだ発展途上にあります。行動分析からなる心理解析、とも取れるアプローチ法である為、効果的な正攻法を見出すには、今暫く時間が掛かる事ではあります。
 ですが、よく云われる程、否定的なものではありません。
 否定されるべきは、その使用法認識度にこそあります。


 実の処、上記のアプローチ以外の方法論があります。現在、注目されているリターケティングよりも遙かに、その精度が高いもの、です。
 マクロで行うには、まだ整備も時間も必要な為、今暫くお待ち下さい。
 より効果的なマーケティングをご提供致しますので、楽しみにしていて下さい。


 何れにせよ、インターネットにおいて、目的が決定付けられたランディング以外のネットサーフにおいては、多分に注目させる、或いは、注意を削ぐ手法も存在し得る、と云う方法論や考え方がある事実に注意してみて下さい。

 機会損失を軽減する為の最初の一歩は、柔軟な対応から始まります。

 真新しいものさえも正攻法に迄当て嵌める事(リアルなマーケティングに組み込む事)が出来れば、インチキな手法には引っ掛かりません。
 是非、ご注意下さい。


posted by EINS at 22:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | HP観察記 | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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