2007年06月15日

Twitterについて:制作者サイドからの視点

 『Twitter』をご存知ですか?

What are you doing? (何しとん?)」
 タイトルにこう記されたシンプルなマイクロブログです。
 140文字以下の短いテキストを投稿出来るSNS(Social Networking Service)です。小さな小さなブログ、と云った印象でしょうか?

 先日、このTwitterについての肯定・否定の両論がCNET News.comに掲載されました。
 興味が御座いましたら、肯定論否定論、共にご覧になってみて下さい。

 Twitterの提供するサービスについて、肯定なさるか否定なさるかは皆様のご判断にお任せ致しますが、先述の両論はユーザーサイドでの意見です。
 これをマーケティングな視点、若しくは制作者サイドからマッシュアップ、活用法についての推論を簡単に挙げてみたい、と思います。


 先ず始めに、ユーザーとしての個人的見解としましては、私は確実に“否定派”です。

 Twitterに掛ける時間は、時間のロス、としか思えないからです。
 これは個人的嗜好の問題なので、特出すべき点は御座いませんが、客観的な判断として、「Twitterを楽しむには、Twitterに時間を割く必要がある」と云う大前提があります。
註:これは何もTwitterだけに関わらず、多くのSNSに共通する要項です。


 さて、私がこのサービスを一個人として利用するかしないかは兎も角、マーケティングの視点からTwitterを見た場合、これは確実に“肯定派”に転じます。

 その大きな理由は10個。
1:利用際・使用条件等のハードルが低い(手軽さ&気軽さ)。
2:短時間における集中的な投稿によるリアルタイムな情報発信性。
3:モバイルに慣れ親しんだ日本での順応性。
4:ユーザー間の情報浸透性、伝達力の速さ。
5:アクティブユーザーの把握のし易さ。
6:ターゲットの絞り込み。
7:ユーザーの嗜好性の把握、及び情報収集の容易さ。
8:パーソナルマーケティングへの発展性。
9:ヘビーユーザーの獲得。
10:既存サイトへの組込の容易さ。



 もし、コミュニティサイトを構築する場合、TwitterやJaikuのようなミニブログはコンテンツに置いておいて損はない筈です。
 10代の学生、特に女性のモバイルユーザーへの訴求力は極めて高いもの、と想定されます。同様に、ブログの更新頻度が極めて高く、その1記事が主に2、3行で終わる日記を重ねて綴るブロガーは、そのまま訴求可能です。
 また、Twitterで人気テーマとなっている“食べ物”が示す通り、多くのユーザーは日々記事を更新する程、ネタがありません。

 1,000文字を超える記事を書くだけの時間とネタ、文章力を持ち合わせている人は、そんなにいません。

 従って、極めて限定された文字制限下であれば、携帯のメール感覚で済み、その文章そのものを完結させる必要性がない為、ものを書く点において、圧倒的にユーザーに優しいのです。

 短文の良さは、情報発信数を速さを意味します。
 例えば、旅行記、を認めるとします。
 ブログであれば、振り返って伝える文章が多くなりますが、Twitterであれば、よりリアルタイムに近いレポーター的情報発信が容易になります(ブログでも出来ますが)。
 つまり、メモ代わりに情報発信が可能となり、これを自身でも確認出来るツールと位置付け出来ます。

 その仕様から、アクセス数は自ずと増えるので、ヘビーユーザーの獲得に向き、サイト運営者はアクティブユーザーの把握がし易く、多くのSNSでもそうですが、個人情報の露呈がユーザーサイドでなされる傾向が高い為、One to Oneに活かせる可能性があります。


 注意しなければならないのは、一旦、サービスから離脱したユーザーが自発的にサービスに舞い戻る可能性が極端に低い、と云う点です。
 使用頻度が高いツールである為、ユーザー自体の環境の変化がダイレクトに反映され、サービスそのものの品質よりユーザー自身の指向性が大きく作用する為です。
 且つ、使用履歴に伴う情報の品質が、ブログや他のSNS、ホームページより劣悪である為、一度、離れてしまうとユーザー自身が冷めた反応を見せる公算が高い、と云えます。

 利用法やターゲット選び、直接的なマネタイズに結び付かない等、システムそのものが魅力的とは云えない緩いコンテンツである為、導入するべきか否かはプランニングそのものに依存しますが、コミュニケーションツールとして選択肢に入れるだけの有用性は確実に持ち合わせている、と判断されます。

 ブログとチャット(メッセンジャー)の中間的なポジションとして、しかし、ユーザーからの自発的な情報発信を加速させるツールとして、また、ユーザーのリテラシー能力を問わない点、発信者の状況把握等から鑑みた上で、Twitterのようなサービスはマッシュアップに向いていると云えます。

 mixiを出し抜きたい、と考えていらっしゃるSNS運営者、若しくはプランナーには、必需品かも知れません(キラーコンテンツとは云えませんが)。


 利用するのと活用するのでは、大きな差があるものです。

 個人の嗜好性と興味で自己を縛るよりも、既にあるものは活用出来る否か検討してみるのも良いでしょう。

 私自身が使うかどうかは兎も角、弊社でSNSを構築するのであればトゥイートをコンテンツとして盛り込む事でしょう。
 或いは、社内SNSとして、外回りに出掛けている営業の報告に使わせましょうか?煙たがられる事、間違いなし、ですね。

 それでは、この辺で。


posted by EINS at 14:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | HP観察記 | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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