2007年05月22日

Second Lifeが

 先日の「とくダネ!」で紹介されていました。
 いよいよ、Second Lifeの知名度も一般的になって来るのではないか、と思います。
 この想像力を掻き立たせるに十分なアイデアの巣窟であるSecond Lifeの名を、時折、引用する事があります。

 仕事柄、多くの『アイデア』のご相談に乗らせて頂いております。

 是非、気を付けて貰いたい事があります。

 アイデアは「機能ありき」で考えないで下さい。
 機能は、あくまでもアイデアを具現化する為に、必要な時、必要なだけ用意するものであり、機能を用意する事が先ではありません。
 機能を自由に使いこなすのは、ユーザーの着眼点と発想力であり、サイトオーナー側からの発信でも強制でもありません。

 今回は、少しだけ皆さんのアイデアをイメージする際の手助けになれば、と思いお知らせ致します。


 まず、思いついた“アイデア”は、出来る限りボヤけた青写真のまま、持っていて下さい。
 アイデアを直ぐに“具体化”しないでおいてみて下さい。

 もし、発案者の方が開発者であれば、これを形に出来る可能性がある訳ですが、それでも尚、“放置”してみましょう。

 放置してみた後、再度、そのアイデアと似た様なものが存在しているかどうか調べてみましょう。
 放置期間と調査期間は人それぞれではありますが、発案者ご自身の限界迄、持っていてみて下さい。

 どうですか?
 似た様なアイデアがありましたか?

 もし、似た様な既存のサービスがあった場合、貴方のアイデアと比較してみましょう。
 比較して尚、貴方のアイデアが勝っていたら、次のステップに進みます。
 比較した結果、貴方のアイデアが劣っていたら…その時点でそのアイデアは捨て、新しいものにしましょう。再考する余地があるのであれば、検討してみても構いませんが、余りお奨めは出来ません。

 もし、似た様な既存のサービスがなかった場合、何故、そのアイデアを伴ったサービスがないのか、を検討しましょう。
 貴方のアイデアが画期的なのかも知れません。或いは、そのアイデア自体がビジネスには向いていないのかも知れません。兎に角、検討しましょう。


 アイデアの多くは、焼き直し、です。

 既存サービスがあったからと云って止めるのは愚策、既存サービスがないのであればチャンス、と思われる方も多いかも知れません。

 しかし、そもそも成功するだけのアイデアであれば、実の処、それ程時間軸に縛られる必要はありません。勿論、最初にそのアイデアを実行した者に益はありますが、サービスである限り、より優れたサービスが現れた時点で逆転する事は如何様にでもなります。
 Yahoo BBの前からプロバイダがあった事を思えば、分かり易い、と思います。


 実の処、アイデアと云うものは、5分で考えついたものと5日掛けて考え抜いたものとで、大した“”はありません。寧ろ、差があったとしたら、発案者には向いていない可能性が高い、と云えます。

 アイデアにおいて時間が掛かるのは、そのアイデアを具体化する為の下準備や調査、実際に用意する為の課程においてであり、発想そのものではない筈です。
 勿論、アイデアに肉付けをし、且つ、煮詰めて行く為に時間は必要ですが、アイデアそのものの発端は、恐らく、一瞬の“閃き”、若しくは、日頃の“疑問”以外の何ものでもありません。


 アイデア、と云うものがパッ、とした思い付きからなる事を説明しましたが、何故、最初に具体化せず、ぼんやりとしたまま放置する事をお伝えしたか、と云いますと、大きく二つの理由があります。

 1つは、思い付きはやはり、思い付きにしか過ぎなかった、と感じるだけの時間が必要である事。
 思い違い、は良くあります。本気で取り組むだけのものであったか、冷却期間を置く事で、冷静、且つ客観的にそのアイデアを見つめ直す事が出来ます。勿論、調べる事でそのアイデアに関する造詣を深める効果もあります。
 この期間を置いて、情熱が失せている様でしたら、そのアイデアは迷わず破棄しましょう。

 さて、もう1つは、アイデアを育む為の自由性と柔軟な発想、又、混沌としたイメージからなる「もう一段階上のアイデア」への発展性、が上げられます。
 思い付いたアイデアを、直ぐに肉付け、具現化すると、そのアイデアそのものが実に矮小なものとなり、発展性を阻害しかねないのです。
 まだ、完成も実行も運用もしていないサービスであるにも関わらず、一切口を挟む余地のないアイデアでは、未来はありません。
 アイデアの段階で完璧を追求し、修正の余地がない場合、大凡、実サービス開始以後の現実に正面から臨み、挑むだけの力(判断力)はないもの、と思われます。


 弊社にアイデアのご相談を持ちかけられました場合、是非とも“撓み(たわみ)”がある状態でいらっしゃって下さい。
 最初から最後迄、イメージの出来上がっていらっしゃるアイデアには、技術的なご協力は出来ますものの、ご提案はし辛いもの、となります。
 完成形のアイデアをお持ちの際には、システム開発からデザイン、プロモーション、コンサル、マネジメント迄、制作及び運用代行のご協力をさせて頂きます。
 この場合のご提案は、仕様を満たすシステムやデザイン他、主にマーケティングにおけます方法論と技術、情報をご提供させて頂きます。

 しかし、アイデアそのもののご相談の場合、肉付け迄はしないで下さい。
 用意すべきは明確なコンセプトとターゲット、これで十分です。後はどのようにして行きたいか、漠然としたイメージで結構です。
 半端に機能を掲げてしまいますと、その機能を網羅する為に掛かるコストが先んじます。況して、“機能ありき”のアイデアの場合、その仕様を満たす為に必要な概算お見積を出すだけに終始しますので、この場合、恐らく「期待していた提案」を得難い状況になってしまう可能性があります。


 アイデアそのものが完成形であるご相談者の方に訪ねています。
Second Lifeをご存知ですか?」と。

 別にSecond LifeやFlickr等、知らなくても問題ありませんし、特別何がある、と云う訳ではありません。
 あくまでも、Web2.0的と評されるアイデアの宝庫の様なサイトが存在している事実と、機能やシステムそのものでは、これを超えるのは途轍もない困難が予想される、と云うニュアンスの問題です。

 アイデアは、機能で埋めるものではありません。
 これはコンテンツを、CGIやモジュールで補うものではない、のと一緒です。


 折角、閃いたアイデアなのですから、まだ、その小さなアイデアの芽を、大きく育て上げる事を意識して、計画を立てて行きましょう。
 型に填めるのではなく、自由な発展性と成長性にこそアイデアを活かし、本当のチャンスを掴んでみて下さい。


posted by EINS at 05:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | プランニング | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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