2010年07月06日

検索エンジン夏の陣:Yahoo!検索アルゴリズム更新(2010/07)とBing正式版公開間近

 夏を迎えて、国内の検索エンジンが慌ただしく蠢動し始めました。

 先月の「Yahoo!検索のインデックス更新(2010/06)」に引き続き、昨日5日、Yahoo!検索スタッフブログで「Yahoo!検索 アルゴリズム Update」の発表がありました。

 また、マイクロソフト株式会社の代表執行役社長、樋口泰行氏からのメッセージとして、Bingの正式版の公開予定日が発表されました。

 米国でのYSTからbingへの移行計画が進む中、国内でも夏休みにおける検索需要の増加に備え、動きが活発になって参りました。





 まずは、YST(Yahoo! Search Technology)の方から紹介致します。

「Yahoo!検索において、Yahoo! inc.が開発しているウェブサーチエンジン「Yahoo! Search Technology (YST)」の検索アルゴリズムをバージョンアップしました。

以前にお伝えしたIndex Updateとは異なり、検索エンジンの動作にかかわるアルゴリズムの大幅なバージョンアップとなります。」

Yahoo!検索 スタッフブログ「Yahoo!検索 アルゴリズム Update」より一部抜粋


 先月のアップデートではランキングに殆ど影響がなかったのですが、今回は発表にある通り、アルゴリズムの更新の為、大幅な順位変動が7月当初から各処で見受けられました(寧ろ、発表が遅い感じが致します)。
 YSTのアルゴリズム・アップデートの特徴なのですが、いざ実施されると、ほぼ確実にSERPsが乱れ、混沌とした結果を返します。
 スコアリングが乱れ、ランキングに反映されないサイトが急増し、結果、バックリンクが一時的にリセットされた様な状態を生み、Yahoo! SEOに特化した外部対策のみを実施しているサイト群は、この影響を受け易い傾向にあります。
 実際、Google SEO対策として、効果的なリンクによる支持で下支えしていても、支える側のサイトの微少なリンク群がYSTの更新で一時カットされてしまうと、どれ程、価値のあるサイトであっても影響を受けてしまう場合があります。
 特に、微細なディープリンク群が影響を被る事が多く、この為にオーソリティ/トラストサイトであっても順位を下げてしまう事があり、ブログ等はこのマイナス効果を受け易い傾向にあります。

 もう慣れてしまったので、私自身は慌てる事はありませんが、ECサイト運営者の皆さんにとっては、売上に直撃する為、いつもの事だ、と割り切る事は出来ないかもしれません。
 であるからこそ、GoogleやbingへのSEO対策も意識するべきだ、と私等は唱えているのですが、Yahoo!の反応の早さや豊富なコンシューマ導線の魅力には勝てない様で、凡そ40〜45日間隔で大騒ぎが始まってしまう訳です。


 さて、次はBing正式版の紹介です。

 7月13日、いよいとBing正式版が登場します。
 今朝になって、ツイッターのBingの日本チーム公式アカウント@BingJPも、スパマー顔負けの正式版紹介のツイートを連発し始めました。

 樋口泰行氏のメッセージの態で、オススメ検索が紹介されております。

「私がおすすめしたいのは、「ベストマッチ」と「ホバープレビュー」です。「ベストマッチ」は、検索結果の1番上に、検索語に対して最も関連性の高いサイトが、良く閲覧されるリンクと共に表示される機能で、官公庁や企業の情報をさっと調べたいときに便利です。
「ホバープレビュー」は、サイト説明文にカーソルがあたると出てくるポップアップのウィンドウで、サイト内のコンテンツ概要が表示されます。実際にリンクをクリックする前に、そのページに興味のある内容が掲載されていそうか確認でき、無駄なクリックや、検索結果と飛び先のページを行ったり来たりする手間を減らせるところが良いですね。」



 今はまだ、Yahoo!やGoogleと比べれば、国内で占める検索シェアは小さいものですが、恐らく上昇するであろう、と考えられます。
 どうしても、以前のMSNサーチやLive Serchのイメージが強いとは思いますが、bingはなかなか良い検索結果を返すので、期待出来ます。
 と云っても、良好な検索結果を返すからユーザーが増える、と云う訳ではありませんので、この辺りは微妙です(検索精度が高くてユーザー数が増えるのであれば、とっくにGoogleが国内シェアを独占している筈ですから)。


 検索エンジンを知る事は、遠からずアクセスアップに繋がります(アクセスアップに繋げる事が出来る、と云う意味)。
 検索エンジンに対して造詣が浅いとSEO対策の意味も理解出来ず、最悪の場合、悪質な詐欺的SEO業者に騙されてしまうケースも有り得ます。
 また、オンライン上でマネタイズする業種とそれ以外の業種とでは、SEO対策への認識のズレは非常に大きく、中にはSEO対策はまやかし、と思い込んでいる方も多く見受けられます。
 これは偏に、一部のSEO業者の悪質な営業法や誇大表現が原因だと思われますが、以前の記事「SEO対策は万能、と云う思い込みは純益低下を招く」でも触れた通り、SEOは万能ではない為、目的を達する事が出来ない場合もあるのです。
 万能ではない事を理解しつつ、これに取り組む事で、過度な期待を払拭し、しかし、効果を期待出来るSEO対策を実施し続ければ、それこそ的確な成果を手にする事も可能になる訳です。

 インターネットを利用した事のある方ならば、検索エンジンを使った事が必ずある筈です。
 快適にブラウジングする為にも、ブラウザのデフォルト検索やプロバイダのポータルサイトの検索フォームをそのまま利用し続けるのを一旦置いておき、他の検索エンジンにも目を向けてみて下さい。
 今迄と違ったサイトと出会う事ができ、もしかしたら、それが大変、有益な情報に繋がるかも知れません。

 検索エンジンは、情報と情報を結ぶ中継地点でしかありませんが、その役回りはインターネットにおいて大変、重要です。
 皆さんも、少しで宜しいですから、検索エンジンに注目してみて下さい。


 それでは、アリーヴェデルチ♪


◎この記事を読まれた方は下記のエントリも読まれております。
Yahoo!検索のインデックス更新(2010/06)
Bingを考慮しない短期的Yahoo! SEOをどう扱うべきか?
Yahoo! SEOはバックリンクとアンカーテキストのバラエティ性で攻略せよ
Yahoo!検索のインデックス更新(2010/04)
短期運用で効果を獲得するSEOは、断じてSEOではない!


posted by EINS at 18:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | HP観察記 | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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