2010年06月22日

コンサルティングが必要な処程、コンサルタントを使わないジレンマ

 創業当初から感じていた事ですが、本来、外部からのアドバイスが必要不可欠な会社や事業程、第三者の手を借りない傾向が強いのは何故でしょう?

 勿論、答えは分かってはいるのですが、多くの場合、痛い目に遭わないと分からないものですし、また、分かっていても同じ過ちを繰り返すのも常です。

 日本人の気質の問題なのでしょうが、製品Products)にはコストを支払うが、貢献Services)にはコストを抑える(支払わない)傾向が強い、と云えます。
 にも関わらず、過剰なサービスを期待し、辺り構わずクレームをつけるコンシューマが多いのは、チップの文化がない為なのでしょうか?
 若しくは、「サービス=無料」と云う勘違いの為す軽視所以でしょうか?

 今日はこの辺り、特にコンサルタントやマーケター、プランナーの必要性について、少しだけ書いて行きます。
 特に、中小零細企業や個人事業主の方、また、弊社と同業(Webシステム開発/Webデザイン)にとっても重要ですので、引き続きご覧下さい。





 ソーシャルメディアマーケティング辺りを見ていると非常に分かり易く、また、営業スタイルや提供サービスの指向性、広報関連、社員1人当たりの情報量等を見ますと直ぐに分かる事なのですが、多くの法人や事業主がコンサルティングを必要としているにも関わらず、何1つ対策を取っていない現状、と云えます。

 社内にプランナーやディレクター、マーケター等を抱えていても同じ事が云え、内向きである限りにおいて、機能不全を起こしているのは一目瞭然であり、結果を見る迄処置しない、と云うケースを良く見ます。

 この傾向は、事業規模が小さければ小さい程、強く示し、同様に、ある程度の事業規模を有していても、これに割り当てる労力やコストが低く、当然の事ながら効果が乏しくなる訳です。

 専門用語を使っても分かり辛いので、簡単に説明します。

1.玄人集団である、と云うプライドと勘違い
 これが非常に多いケースです。特に、職人系/クリエイター系/開発系に共通している、と云えます。
 代表者や役員は勿論、スタッフの多くがプロ意識を持つ事は大変、重要な事ですが、「クオリティとブランド力は第三者が手にして定める要素」でも書いた通り、品質における評価は“お客様”が決めるものであり、自身で声高に主張しても、これを受け止めてくれる消費者がいなければ意味がありません。

 また、競合する同業他社も同じくプロフェッショナルであり、プロ達の間でその技術の高低が分かるかとは云え、一般消費者には関係のない話です。
 一族一種のスキルや特許でも持っていない限り、プロであるから仕事がある、とは限りません。
 そもそも、それだけのブランディングを構築しているかどうか、が問題になり、結果、戦略的な取り組みが必要不可欠となります。

 自社が“お金儲けのプロ”であれば営利団体として何等問題はありませんが、それ以外のプロであった場合、やはり、策を講じる必要があるのです。

2.営業力に全力を尽くす、と云う手段
 これも非常に多いケースです。営業会社は勿論、部門毎の連携が今一つであったり、手離れの良い売り切り商材を取り扱う事業で目立つ、と云えます。
 代表者や役員が強いコネクションを持っていたり、驚異的な営業成績を残した実績がある場合、陥り易い社内気質です。
 この場合、営業力に頼った焼き畑農業となりますから、個々の営業マンのスキルに頼る事となり、社内目標は数字として表してはいても、事業計画は空白、と云ったケースがままあります。

 そもそも、ポテンシャルの高い営業マンが出現した場合、構築したコネクションやお得意様を持って独立されてしまえば、自社の売上に少なからず打撃を被る筈です。
 つまり、事業計画が甘い為、営業重視傾向が強くなり、必然的に取り扱う商材の品質は下がるか、或いは、認識不足を増長させ兼ねません。

 営業力が強い分に越した事はありませんが、これに頼っている限り、いつ迄も営業次第、と云う不安定な状態は続き、やがて、ブランド力と云う大きな壁にぶつかり、時と共に色褪せてしまいます。
 従って、早急に営業力ならざる策を講じる必要性があるのです。

3.出費を極端に抑える、悪影響
 制作や開発は外注する可能性はあるものの、コンサルティングやマーケテティングに出費はしない、と云うケース。
 自社にマーケティング部門や専用のプロジェクトチームを用意してあっても外部の意見やアイデアを求めるのが大企業ですが、中小零細企業や個人事業主となると、この出費が無駄に思えて仕方ない、そう考える方が多い様です。
 過去に社内だけの事業で成功した経緯がある、若しくは、予算がない、と云う場合が殆どですが、新たな事業やアプローチに対して、コストを出し惜しみすると、結果的に失敗する可能性が高い、と云えます。

 これは広告費を抑えてしまうケースと似ているのですが、投下資本利益率(ROI:Return on Investment)が同じ場合、出費が小さければ利益も小さくなります。
 当然、ROIが同じ訳は有り得ない(ROIを向上させる役目をコンサルタントが受け持つ場合もある)のですが、事業規模が小さいとどうしてもこれを選択し辛い、若しくは、思い付かないケースが殆どです。

 この考え方の要因として上げられるのは、投下資本を抑える事で、失敗した時の損失を小さくしようとしたリスクヘッジからなる概念ではありますが、マーケターやコンタントを使う事で失敗の可能性を低くする、或いは、成功の可能性を高めた方が遙かにリスクヘッジとなり、これにかかる費用はリスクテイクと考慮する事が出来ます。
 ビジネスはギャンブルではありませんからリスクを極力抑え、如何に成果を上げるか、が重要になります。
 リスクを抑える為にも策を講じる必要がある訳です。

4.絶対に成功する、と云う思い込み
 誰しもが、成功させる、と思って真剣に事業に取り組んでいます。
 しかし、成功する、と断言するのは浅はかです。
 成功させる為の努力を惜しまず、失敗の可能性を潰して行く事が必要です。

 この様な状況下では、往々にして盲目的になり、頭が硬くなりがちです。
 頭を冷やさなければ、成功するものも成功しません。
 思い込みが強い時、第三者の意見は届かなくなります。しかし、それが第三者に対しての商材である限り、必ず、第三者を意識しなければなりません。
 社内でこれを諫める、若しくは、気付く者がいれば良いのですが、無理な場合は外部の助言者を招き入れる必要があります。

5.プロセスが1つしかない
 実施から成果迄のプロセスが単体の場合、予期し得ないトラブルへの対応が遅れます。
 1本のプロセスに絞れば、それだけ効率化出来るのは事実ですが、幾つかの腹案を用意しておかないと、トラブルの都度、計画の練り直しや修復が必要になり、結果的にロスを大きくしてしまいます。

 最上の事業とは、実施前に成功を収めている事です。如何に、予測や計画が重要かを認識していれば、準備段階で煮詰めの甘い事はしない筈です。
 これは、独立・起業等にも云える事で、予め、これを見込んだ上、実行して行かなければなりません。


 規模が小さければ小さい程、資金が少なければ少ない程、自社や自身に負担をかける傾向にありますが、マルチタスクを下せば下す程、1つ1つの精度は低下します。
 況して、専門的なマーケティングやプランニングの知識と実績があれば兎も角、一朝一夕では決して身に付く事ない分野の知識や技術を、自社内で行おうとすれば、それは必ず結果に影響を齎します。
 裁判には弁護士が、病気には医師が必要な様に、事業にはコンサルタントが必要不可欠です。

 自社で可能、と錯覚するのは自由ですが、本気で成功させたいのであれば、専門家の意見を聞きましょう。
 セミナーを聞いたぐらいで、書籍を読んだ程度で出来る気がしたのであれば、それは失敗への序曲の始まりです。
 これは立場を変えれば直ぐに理解出来ます。
 貴方の仕事を、セミナーで解説し、これを聞いて直ぐに私が同じだけの仕事が出来るでしょうか?
 同様に、貴方の仕事に関する解説書を私が読んだだけで、同じだけのスキルを身に付ける事が出来るのでしょうか?

 コンサルティングは、事業を成功に導く為のプロフェッショナルであり、マーケターは市場におけるプロであり、プランナーは企画のプロです。
 そして、これらは利益を上げる為のプロなのです。
 是非、これを覚えておいて下さい。

 もし、私、或いは、弊社のコンサルティングやマーケティング、プランニングにご興味があれば、コンサルティングトライアルサービス『マイセイジ』ツイッターコンサルティング『シュリッセル』SMO(Social Media Optimization)等、リーズナブルなサービスもご用意しておりますので、ご覧下さい。
 また、これらのサービスがよく分からない場合、お気軽にお問い合わせ下さい。
 Skypeでのお問い合わせは「einsinc」迄、お願い致します。


 と云う訳で、アリーヴェデルチ♪


◎この記事を読まれた方は下記のエントリも読まれております。
妙な洗脳や自己暗示は適切なサイト運用を妨げる最大の敵
ニコニコ生放送「ウェブマーケティング講座」不定期配信中!
ツイッターマーケティング&ブランディング・コンサルティングサービス始めました
ニコ生放送「ウェブマーケティング講座」開始!
トライアルコンサルティングサービス『マイセイジ』がパワーアップ!


posted by EINS at 15:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。