2010年06月18日

Bingを考慮しない短期的Yahoo! SEOをどう扱うべきか?

 何と今週だけで2つものペイドリンクのお話を伺う事になりました。

 弊社は以前、書いた「SEOスパムに該当するペイドリンクについて」にある通り、所謂、ペイドリンクを扱いません。
 従って、沢山のペイドリンクサービスの代理店を奨められても、お断りしております。
 今回、お話を伺ったのは例外的なものです。

弊社ホームページにペイドリンクの様に記載している外的SEO対策がありますが、分かり易い表現を模索した結果、ペイドリンク的な内容に誤解されてしまいますが、実際はペイドリンクではありません。
 近々、内容を刷新する予定です。


 1つは、なかなかよく考えられており、熱心にお電話で説明されておられたので、取り扱うかどうかは別として伺う旨を了承して頂いた上でお話を聞きました。
 もう1つは、複数のマーケティングツールを扱っており、これを紹介したい、との事でお話を伺いました。
 残念ながら、後者に関しましては、ペイドリンクは扱わない、と云う前提であったにも関わらず、これをいの一番に紹介なされたので、少々苛立ちましたが、国内でのペイドリンクブームがまだ燻っている現状に辟易しました。

 様々な事を考慮するに、ここ迄来ると最早、利用者次第、と云わざるを得ません。

 極簡単ではありますが、ちょっとだけこの辺りを記載しておきます。





 ペイドリンクに関して云いますと、実は殆どのSEO業者が取り扱っております。
 また、Webマーケティングに弱いWebデザイン事務所もSEO案件に対して、これを使っております。
 名前は出せませんが、所謂、業界大手等は国内外のペイドリンクの凡そ、大半をリンクジュース源として提供している程です。
 実の処、Yahoo! SEOに関して云えば、それだけ効果があり、私もその事実を否定するものではありません。

 今週だけで2度もペイドリンクの話を聞いてしまい、内1つは本日の話なのですが、偏にペイドリンクと云っても、その仕組みと対策法は天と地程の差があります。
 何故、同じペイドリンクサービスにも開きがあるのか?

 それは海外、特に米国のSEO業者の情報をどれだけ取得しているかによります。
 米国はGoogleのシェアが圧倒的である為、Googleに嫌われてしまうとSEO的には終わりです。
 また、ブラックハットを含め、グレーなSEO対策で実績を上げているマーケターが多く存在している、と云う事実があります。
 その為、Googleが検索エンジンスパムと認識しないであろう、緩やかなバックリンク集めとその本数を考慮し、これを提供するペイドリンクサービスが考案され、その効果は、国内においてGoogleではなく、Yahoo!に対して有効である枠組が整えられています。

 実際、国内のペイドリンクサービスを数社用いる程度(月額数十万未満)の人工リンク数に対して、Googleがペナルティを下す事はありません。
 何故なら、この程度のリンク数(正確には、発リンク元の程度が低いサイトからのバックリンク本数、と云う意味)でGoogleのSERPsを欺く事は出来ず、本来、膨大、且つ、悪質なFFAリンク(Free for All Links)によるスコア改竄に対して実施される為です(全てではありません)。

 従って、少なくとも、国内のペイドリンクサービスに対して神経質になる必要性は殆どない()、と云っても過言ではないのですが、私が考える中長期的なSEO対策とは、そもそも観念的に合致しない為、ペイドリンクの売買をしていないだけです。

:国内にも劣悪なペイドリンクサービスはあります!

 私がペイドリンクサービス提供会社の方にいつも尋ねるのは、GoogleやbingへのSEO対策への見解についてです。
 ペイドリンクが、それ程重要ではないキーワード群に対してのYahoo! SEO対策として効果的である事は、周知の事実です。
 しかし、このサービスがGoogleやbingに対して、効果的ではない事も事実です。
 故に、リーズナブルとは云え、SEO対策サービスを提供する企業に対して、GoogleやbingへのSEO対策のノウハウを持ち合わせているのかどうかを確認する訳です。

 仮に、Googleやbingへの対策法を持ち合わせているのであれば、ペイドリンクサービスならざる情報や技術においてパートナーたり得ます。
 しかし、これを持ち合わせていないのであれば、ペイドリンクがYahoo! SEOへの影響を失った時点で終わりです。つまり、企業としての事業計画が見えない事の裏返しになる訳です。

 本日、鈴木謙一氏の海外SEO情報ブログにエントリーされた記事「Yahoo!からBingへの移行がいよいよスタート (米国 & カナダ)」をご覧下さい。

 YSTからbingへの移行が具体的に示されており、凡そ、年内には完了する事が分かります。
 勿論、この話は米国とカナダに限られたものであり、国内においてbingへの載せ替えは公式発表されていませんし、bing SEOを語るのは早計である、とも云えます。

 しかし、SEO対策と云うサービスそのものが、各検索エンジンのアルゴリズムを予想した上、実行し、その結果の積み重ね、即ち、どこ迄想定した上で効果のあるサービスを提供する事が出来るか、が肝となる訳ですから、国内のYSTがbingに移行した場合も考察し、これを事前にシミュレーションしておかねばなりません。
 国内のYSTがbingに切り替わらず、そのままYSTが使われ続けられたらラッキー、では話になりません。
 そもそも、YSTのアルゴリズムがペイドリンクによるスコアを小さくした場合、このサービスは消滅してしまうのですから。

 上記の事から、いつ終わるとも知れないペイドリンクを提供するのは、Google SEOに強い弊社にとっては益にはならず(売上ではなく、実績面として)、本質的なSEO対策においては、極々一部のサービス、且つ、Googleが嫌うペイドリンクをわざわざ取り扱う迄もない、と云うのが私の見解になります。

 この見解がブレる事はないのですが、問題もあります。
 冒頭で述べた通り、ペイドリンクを希望するユーザーが実に多い点についてです。

 それは、短期的、刹那的なSEO対策を希望なされるお客様です。

 本来、消費者教育の点から考慮し、上述の様な効果を望まれる方に正しい情報を提供し、中長期的な事業展開を模索する意図を伝えているのですが、多くの場合、予算や計画の時点で甘さが目立ち、都度、対策に興じる方が多い、と云う事実です。

 ECサイトやオンラインサービスにおいて、本来であれば、サイト構築時点で内的SEO対策を施し、また、コンテンツを整え、リンケラティを集める仕組みを用意し、且つ、ランニングコストを確保した上でWebマーケティングを展開するのが基本中の基本なのですが、これが実施されていないケースが殆どです。

 低予算でサイトだけを構築し、当然、反響や集客面において効果がない為、対策を講じたい。しかし、収益確保が出来ないと事業そのものが保たない為、即効性のある効果を求める…これが実態です。

 多くの方が、運用開始期間と準備期間とを考慮しない為、サイト構築が完了した納期を以て、そのままローンチしてしまうケースが多く、この無計画さが返って費用対効果を悪くするのですが、これに気付かない方が非常に多いのです。
 しかし、全ての方がこれを理解するのは困難ですし、何よりも予算面で問題を抱えているでしょうから、SEO対策を講じた直後に効果を期待する、と云う、本来、サービスの本質上、有り得ない願望が生まれてしまいます。

 正直な話、今迄は断って参りました。
 何故なら、即時性を求めるのであれば、SEO対策ならざる他のWebマーケティングが他にもあり、そもそも、Webマーケティングと云うPull型マーケティングは即時性を求め得るものではない為です。

 只、あまりにもその傾向が多い為、限定的に妥協致します。
 要は、自サイトを自社の責任において、Yahoo!のSERPsに即時的な好影響を齎したい、と願うユーザーに対して、ペイドリンクの実態を伝えた上で尚、これを所望されるのであれば、これをご紹介します(他社サービス)、と云う事です。

 弊社は、成果型サービスやペイドリンクサービスは致しませんが、プランニングやマーケティングにご予算を捻出出来ず、且つ、自社内でこれを実施したい、と云う方には、その自己責任においてのみ、ご紹介し得る可能性があります。
 但し、本来、プランニングやサイト構築、マーケティング、マネジメント、その効果に至る迄、責任を持ってサービスを提供する弊社の概念とは合致致しません。

 ペイドリンクを強く求められた時のみ、他社サービスをご紹介致しますが、まずは本質的な面を充分、考慮して下さい。
 誰も検索しないであろうキーワードを複数用意して、その検索結果においてインデックスを上位表示させても、それは私が思い描くSEO対策とは全く異質なものです。
 同様に、予算がないからこそ、外注をすべきであり、コストがかかるから自社で、と云うのは根本的に間違っています。
 SEO業者に頼らない自身で実施するSEO対策、等と云う煽り文句のついたセミナーや情報商材は、根本的にマネジメントや自社の効率面、生産性、即ち、経営の本質から考慮すれば明らかな間違いです。

 本業務ならざるマルチタスクで効率の低下を齎し、尚、効果的であるか否かの計測が甘く、計画性の乏しい事業内容では、経営そのものに悪影響です。
 冷静になれば分かる筈なのですが、数万円程度のランニングコストに対して過大な期待をするのは止めましょう。アルバイトも雇用出来ないコストに期待し、これを続ければ、結果的にそこにかけたコストは全て無駄になります。

 経費圧縮は問題ありません。
 しかし、誤った認識でこれを実行すると、全て水泡に帰します。

 皆さんには、冷静な判断を期待しております。


 それでは、アリーヴェデルチ♪


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posted by EINS at 23:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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