この記事は、単なるTwitter社の発表をお知らせを紹介しただけのものなのですが、後日、この記事の影響からアクセス解析で「ペイドツイート」と云うキーワードで来訪するユーザーが多くみられ、付随して用いられるキーワード群から、そもそも広告ツイートと云うものが何ものであるかを認知されていない様でしたので、簡単にペイドツイートの説明をして行きたいと思います。
丁度25日は、国内でインストリーム型広告配信(ペイ・パー・ポスト型)サービス「つあど」がローンチされた翌日の事です。
この為、少し話題になったのですが、Twitter社がサードパーティのペイドツイートマッチングサービスを牽制したのは、つあどが直接の原因ではありません。
海外で様々なTwitter連動の大型アドシステムがローンチをされての事だと考えられます。
Twitterは自社提供のPromoted Tweetsに絡めたいので発表したのでしょう。
尚、つあどの今後については昨日発表された「今後の「つあど」の運営方針について」をご覧下さい。
さて、広告ツイート(ペイドツイート:Paid Tweet)とは何なのか?
Twitterの発表した禁止事項に該当する部分と比較しながら簡単に紹介致します。
広告に該当する全てがペイドツイートではありません。
ですから、本来、ペイドツイートを広告ツイート、と云ってしまうと語弊があるのですが、順を追って説明致します。
・自分のお店や会社の宣伝をツイートする
ペイドツイートには該当しません。ですから、勿論、Twitterの禁止事項に該当しません。
例えば、個人のライブやイベント等セルフプロデュースを目的としたツイート(宣伝)をする事も同義ですが、問題ありません。
・知人のお店や会社の告知を助けるツイート
ペイドツイートには該当しません。勿論、Twitterの禁止事項に該当しません。
そもそも、知人であろうとなかろうと、告知を助けるツイートやリツイートは問題ありません。
・どこかの告知をリツイートする
ペイドツイートには該当しません。勿論、Twitterの禁止事項に該当しません。
そもそも、告知ツイートであるか否かを厳密に解釈する事自体ナンセンスである為、当然の事ながら何も問題ありません。
・アフィリエイトプログラムをツイートする
ペイドツイートに該当します。しかし、Twitterの禁止事項に該当しません。
アカウント保持者の意志でツイートする限りにおいて、且つ、これに第三者が改竄する余地がないのであれば問題ありません。
成果報酬型のツイートに関して、第三者の介在があっても抵触しないのでは、と考えられますが、Twitterに特化した場合、どの様な扱いになるか不明です。ツイート内容を改変出来ない場合、禁止されるかも知れません。この辺りはもう少し明確な指標の提示を待つしかありません。
・有償で告知をツイートする
ペイドツイートに該当します。しかし、Twitterの禁止事項に該当しません。
アカウント保持者が自己責任において報酬を貰い、第三者の告知を手助けするツイートを直接依頼されてアカウント保持者自身によるツイートの場合、禁止事項には該当しません。
影響力のあるアカウント保持者に有償で告知を頼むペイドツイートは今回発表された禁止事項のどこにも抵触しません。
・第三者のマッチングサービスで有償ツイートをする
ペイドツイートに該当します。そしてこれが、Twitterの禁止事項に該当します。
インストリーム型、即ち、TLに流す有償ツイートの内、Twitter社ならざる第三者の仲介で有償ツイートをマッチングさせるのは禁止事項に該当します。
アフィリエイトの項でも書きましたが、成果報酬型の場合、禁止事項に該当するかどうか不明です。
インストリーム型の場合、ほぼ確実に広告主の介在がある為、ツイートの意向をアカウント保持者ならざる者による指示があるので禁止事項に該当する事になります。この辺りを考慮すると、改変不可の成果報酬型アフィリエイトツイートも禁止なのでは、と推測されます。
実の処、ペイドツイートそのものの概念としては実に簡単で、金銭を含む何等かの報酬を得て第三者の告知をツイートする行為、を指します。
従って、Twitter社の禁止事項発表前におけるペイドツイートの概念は、シンプルでした。
只、発表を受けてからのペイドツイートの概念は、所謂、代理店の介在を禁止する要項がであり、具体的な言及がサードパーティによる仲介面しか触れていない為、若干、混沌としています。
ペイドツイートそのものを禁止する発表ではない為、第三者による斡旋、即ち、Twitterで告知する上での手数料商売が禁止事項に該当する、と考えられます。
しかし、この場合、ASPの扱いが微妙であり、システム提供であれば問題ないのか、仲介に該当しないのか、よく分からないのが現状です。
推測になりますが、Twitter社の思惑そのものは、Promoted Tweetsの一元化にあると思いますが、広告代理店の類を介入させない為にも第三者のTLでのペイドツイート斡旋を禁じたのでしょう。
しかし、アカウントによるアフィリエイト込みのツイートを禁じてはいない為、若干、ややこしくなってしまった、と云う感じではないでしょうか?
そして、発表された内容を解釈する限りにおいては、アカウント保持者ならざる者によるツイートへの介在が問題視されそうであり、恐らく、ペイドツイートの質に関わってくるのではないでしょうか?
つまり、テンプレート文のツイートではなく、キーワードを内包した自由形式のツイートになるのではないでしょうか?
何れにしても、この辺りは、広告代理店の範疇、ペイドツイートマッチングサービス提供者の考慮すべき問題ですから、一般ユーザーには特別問題はありません。
あるとすれば、これらのサービスを利用してお小遣い稼ぎをなさりたい方が、換金出来なくなってしまう可能性がある、ぐらいでしょうか?
ペイドツイートそのものは、効果の程は兎も角として、発想そのものはブログ広告とさして変わりはありませんから、有効活用出来る限りにおいては利用して行きましょう(広告主として)。
ビジネスアカウントではなく、個人アカウントしてお小遣い稼ぎ目的の方にとっては重要な問題かも知れませんが、どちらにしてもアカウント価値の低下を招く様な事は得策とは云えませんから、冷静に対処して行く事を心懸けましょう。
只1点、ペイドツイートは、アフィリエイト同様、広告主が有利です。
何故、広告主が有利であるかは、また別の機会にでも書くとして、宣伝や告知に使ってみると分かると思います。
残念ながら、広告代理店を使って一気にペイドツイートを行う事は、ほぼブラックになってしまいましたが、直接依頼は可能ですし、はっきりとは分かりませんが、ツイート内容の自由度を保証する限りに於いては、全てが閉ざされた訳でもありません。
Twitterと云う素晴らしいツールがある訳ですから、是非、その機能と持てるポテンシャルをフル活用して、ビジネスに役立ててみては如何でしょうか?
それでは、アリーヴェデルチ♪
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