2010年05月28日

国内発売されたiPadでECサイトは変貌を遂げるのか?

 漸く、日本でも発売されたiPad。残念ながらSIMロック端末である為、個人的には大変疑問が付きまといますが、本日購入したユーザー達にとってみれば、それ程大きな問題ではないのかも知れません。

 iPadと云う新しいタブレット型デバイスの登場は、Webマーケティングに何かしらの変化を齎すのでしょうか?

 今日はその辺りについて書いてみたいと思います。





 以前書いた「ツイッター&アメブロ活用法?思いっ切り、胡散臭いのですが?」同様、本来は明確なデータやリサーチが手元にない状態で記事を書くべきではないのですが、Appleユーザーの私がiPadが国内販売されたのに触れないのも不自然ですし、昨日及び一昨日、私の持つニコニコ生放送用の実験コミュニティ「ホームページ活用講座」で話題に上ったので、少しだけ取り上げてみます。

ニコニコミュニティ「ホームページ活用講座」は、ニコニコ生放送による実験的な対話式マーケティング講座を不定期配信しております。
 ニコニコ動画ユーザー層とは合致していない上、作成してから暫く放送出来なかった為、大変小さなコミュニティになっております。もし、興味のある方等おりましたらニコ動用のアカウントを取得の上、当コミュニティにご参加下さい。


 「ホームページ活用講座」での放送で話題になったのは、iPadやスマートフォンの普及でECサイトに変化がもたらされるのか、より正確には、売上が期待出来るのかどうか、と云う内容です。

 放送中にもお話させて頂いた事なのですが、本来はiPadの販売総数と購入者層の分析、加えて、スマートフォンの普及率と総数、伸び率、そのユーザー層とを解析してからでないと回答出来ませんし、マーケティング論を展開するのは野暮なのですが、予想し得る範囲内で書いて行きます。

 まず、ECサイトならざる多くの法人サイトにとってみれば、対応はもっと後で良いと思われます(対応させる必要性も多くの業種にとってはありません)。
 また、特定業種に該当しないECサイトにとっても、即時対応は不要だと思われます。
 ここで云う特定業種に該当するECサイトとは、オンラインサービスやデジタルデータダウンロード販売、デジタルガジェット類、ライフハック系の物販等を指します。該当サイトは、出来る限り早めに対応しておいて損はない、と考えられます。

 多くのコーポレートサイトやECサイトが、スマートフォン&iPad用に対応が不要である理由は、コスト面と反響面の問題が大きいと云えます。
 ざっくりとした意見になってはしまいますが、スマートフォン向け、及びiPad向けのサイトを新たに制作(若しくは、対応)し、これを保守/管理するコストは馬鹿にならず、反面、それらからの反響は乏しい事が予想されます。
 ポートレート(縦)とランドスケープ(横)にレイアウトを対応させ、回線環境を考慮した上で軽量化・高速化を図る必要性があり、しかし、これが齎す益が小さい事を懸念しております。

 多くの場合、デザインにもシステムにも出費を抑える傾向が強い昨今の風潮において、対応したからと云って、齎される利益が小さいのであれば制作サイドとしても基礎部にこれを含めるとは考え難く、また、対応を売りにした制作会社やASPが登場しても、それは概ね、サイトオーナーによる自己満足の範疇、と思われます。

 スマートフォンやiPadと云うデバイスの特徴から云って、主にこれが齎す消費行動は、音楽や電子書籍、アプリ、ゲーム、何等かのオンラインサービス等に集約され、より一般的な業種や物販への影響は小さく、デジタルに対して特化するであろう傾向が強い、と想定されます。
 恐らく、ユーザー層は、男性の比率が高く、20代半ば〜40代(30代が一番多いのでは?)、独身者がマジョリティなのでは、と予想しています。
 このデバイスの特徴として、毎月必ず通信費が発生しますから、その分、消費に回せる費用は目減りします。同様に、デバイスをフル活用する為にはアプリ購入等が必然的に付きまとう為、所謂、一般消費に用いるコストは減少傾向となります。

 上記から考慮すると、本デバイスユーザーは、ブラウジングによる消費行動を極力抑える事が想定され、必然的に特定オンラインサービス(ソーシャルメディアやゲーム等)への滞在時間が増え、本デバイス閲覧時間の多くは、無料、乃至は、月額固定課金のサービス上での非消費滞在、或いは、ダウンロードアプリを利用する事で終える、と考えられます。

 従って、先に述べた特定業種に該当するECサイト以外は、対応しても効果は乏しく、無駄な対応で終わってしまう可能性が高いと思います。

 それよりも、新しく登場するであろう対応済み、若しくは、特化したオンラインサービスに注目し、そのサービスサイトでキャンペーンやプロモーションを展開する方が余程、コスト面、反響面において効果がある、と考えられます。

 要は、ハードではなく、ソフトにこそ注視し、それらオンラインサービスを活用する事が重要であり、そのサービスへの順応こそがマーケティングに該当します。
 ですから、iPadの登場そのものは、多くの業種には影響を与えません。
 影響を与え、今忙しなく動いているのは、オンラインサービス提供元やソフト会社、関連アクセサリ開発会社等、ほんの一部です。

 もし、これらのデバイスへの対応で増益云々を売り文句とした営業が現れたら、それはかなり役立たずなので無視しましょう。
 但し、現在利用中のECサイト用ASPがこれに対応し、無償で利用可能であれば使ってみても良いでしょう。尤も、過大評価するには値せず、利用に際して、時間が削がれるのであれば、無視しておいても然したる影響はないものと思われます。

 iPadや各種スマートフォンは、デバイスとして楽しむ個人の趣味程度、と考えておきましょう。
 ここで利益を求めるのは、これらデバイスに直結した関連商品やサービスのみ、と考えておくのが妥当です。


 と云う訳で、アリーヴェデルチ♪


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posted by EINS at 17:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | HP観察記 | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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