2010年05月22日

動画配信そのものには大きな意味はない!コンテンツに使われるのではなく、使いこなせ

 今日、堀江貴文氏のブログにエントリーされた記事「動画コンテンツへの幻想」が、実に的を射ていた良記事だったので、以前書いた記事「ライブ動画配信におけるリアルタイム性の盲点:映像マーケティング」の続きでも書こうかと思います。

 誤解がない様に最初に云っておきますが、私はUstreamもニコニコ動画(ニコニコ生放送)も両方好きなサービスであり、映像マーケティングも貪欲に提案しております。
 只、やはり、多くのメディアや一部のマーケターが勘違い、或いは、わざと誤った解釈を以て揶揄している様なので、再度、エントリーしてみます。





 以前の「ライブ動画配信におけるリアルタイム性の盲点:映像マーケティング」を要約しますと、話題になっているライブ動画配信と云うコンテンツは、リアルタイム性に注目が集まってはいるものの、その攻略法はインタラクティブ性以外の何物でもなく、双方向による情報交換なくして、動画コンテンツを活かす事は出来ない旨を示唆しています。

 つまり、ライブ映像を配信すると云う行為そのもののハードルは下がり、動画コンテンツを扱いやすくはなったものの、これをマーケティングに活かす為の手法は寧ろ、数が増え、同様にライバル増加に伴い、ユーザーの奪い合いが激化するだけ、と云う事です。
 その攻略法の1つとして、インタラクティブ性であり、リアルタイム性ではなく、時間共有と参加意欲を取り込む手法に注意すべきである、と説きました。

 本日見た堀江氏の記事には、私がライブ動画配信に懸念すべき問題点と同義の内容が書いてありました。

「動画コンテンツってのは見ている時間を拘束されてしまうので、今はまだ暇で時間をもてあましている人が見ると思うんだけど、そのうちみんな時間の使い方を工夫しなきゃいけないくらいに高度な時間管理術が求められる時代になってくるのではないかと思われ。」

六本木で働いていた元社長のアメブロ「動画コンテンツへの幻想」より一部抜粋

 堀江氏は、私よりも遙かに忙しいので、この様な表現になったのだと思いますが、私なりの表現で説明するのであれば、今日と云う日の今と云う時間は1つしか存在しない、と云う事です。
 時間管理術と云うものは、自ら時間管理を設定する事の出来る立場にある者しか出来ませんから万能とは云い難いのですが、要は、時間軸上選択し得るものが1つしかない、と云う絶対条件上はすべからく万人に云えますから、ライブ動画配信と云うものは、本質的にユーザーを集めるのが難しいコンテンツなのです。
 言葉は違いますが、堀江氏と全く同意見であり、この点において動画コンテンツ、特に注目されているライブ動画コンテンツ配信を過大評価していると手痛いしっぺ返しを被る事になるでしょう。

 ですから、Ustreamを活用したリアルタイム配信による映像マーケティングで集客を、等と云う煽りは、何1つ役に立たない、と思って間違いありません。

 重要なのは、リアルタイムである必然性、即ち、録画ではなく、ライブ配信する意味が問われるのです。

 以前の記事でのヒントは、インタラクティブ性プレミアム感でしたが、更にヒントを出すとすればそれは、ラッキー、と云う印象度です。

 この辺りは、フラッシュマーケティングとも被るのですが、ライブ映像に伴う配信時間を共有する事で得られるタイムセールス、即ち、お得な何かをリスナーに提供する事が出来るのであれば、ライブ動画配信がライブ配信たる意味合いを成すのに充分であり、その必要性が生じるのです。

 単にライブ配信が楽になったから使ってみました、では意味がありません。
 リスナーが皆無、或いは、いたとしてもスルーされている状態で放送しても無意味です。配信に割いている時間を考慮すれば、実に非効率的な作業に他ならず、これはマーケティングでも何でもありません。


 今回、TechWaveのライター湯川鶴章氏は、堀江氏の記事で痛烈に批判されておりますが、これは仕方ない事です。
 正直、いまだに映像コンテンツとメディアを混同している方がいる事実のが怖ろしいのですから。

 堀江氏の云っている通り、動画は配信における1形態に過ぎず、以前記事に書いた通り、映像が持つ魅力そのものでユーザーを訴求出来る時代は終焉を迎えています。
 勿論、クオリティの高い映像であれば、それ自体が魅力を持ちますが、精々、1度見れば終わりです。しかし、面白ければ視聴を重ねられる訳です。
 即ち、映像そのものではなく、配信されるコンテンツ次第となり、結局の処、コンテンツの訴求力がなければ無意味になる訳です。


 多くの映像マーケターは、単にインフラが揃ったから動画コンテンツの導入を勧めていますが、根本的に間違いです。
 サイトコンテンツさえ用意出来ないのに、どうして、映像コンテンツを用意する事が出来るのでしょうか?

 残念ながら、訳の分からないPR動画に3分も5分も付き合ってくれる悠長なユーザーはいません。
 取り敢えず、ライブ動画配信をマーケティングに活用してみたいのでしたら、インタラクティブ性・プレミアム感・ラッキー(お得感)を意識して放送してみて下さい。少しはリスナーが現れると思います。

 マーケティングとして役立たせる為の映像マーケティングやSMMとの連動、より事業に最適化した手法に映像をご活用なされたいのでしたら、是非、弊社に迄お問い合わせ下さい。


 それでは、アリーヴェデルチ♪


◎この記事を読まれた方は下記のエントリも読まれております。
ライブ動画配信におけるリアルタイム性の盲点:映像マーケティング
Twitterマーケティングの基礎:β
初期市場とリテラシーの高さは比例しない
ソーシャルメディアから自サイトに誘い込む為の5つの秘訣
Twitterマーケティングの基礎:序


posted by EINS at 23:05 | Comment(0) | TrackBack(1) | HP観察記 | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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