2010年05月07日

使うべきソーシャルメディアを取捨選択する7つの基本事項

 どちらかと云いますと、私は提供されているサービスは選り好みせず、活用して行く事を奨めているのですが、ご存知の通り、既にソーシャルメディアとこれに付随するサービスは無数にあり、これら全てを利用するのは非効率、且つ、現実的ではありません。

 無尽蔵に時間やスタッフが存在している訳ではありませんから、必然的に選択せざるを得ず、使うからには、より効果的である必要性が問われます。
 従って、どのソーシャルメディアを選び、これを使いこなすか、と云う事が重要になってきます。

 今回は、上記の点を鑑みて、活用すべきソーシャルメディアの見極め方、取捨選択の指標となる基礎要項を簡単にお伝え致します。





 ソーシャルメディアの数は、今や膨大になり、その正確な数は私も把握し兼ねております。
 今、こうして記事を書いている間にも、真新しいサービスが生まれているでしょうから、表を作り、相対評価を記述するのはあまり意味がありません。

 そもそも、ソーシャルメディアと一口に云っても、実に様々な分野やサービス、ツール等が存在し、同じ枠組で相対評価をするのは意味がありません。
 ソーシャルメディアにおいて相対評価を実施する場合、トラフィック量やユーザー数等、他サイトと同様の観点からのみ有効であり、SMM実行者の成約率や心境調査は、特別な意味を持ちません。
 この辺りを念頭に、以下の選択基準をご参考下さい。

◎ソーシャルメディア取捨選択法7事項

1.ソーシャルメディアの知名度:
 SMMにおいて、多くのビジネス目的で活用する者にとって、イノベーターである必要性はありません。
 ソーシャルメディアの青田買いは、IT関連の先進的な法人に任せておき、IT以外の業種に迄、そのソーシャルメディアの名称が囁かれ始める迄、特別、飛びつく必要性はありません。
 ソーシャルメディアそのものに知名度がなければ、そもそもソーシャルメディアたり得ないので、仮に新しいサービスを見付けても放っておきましょう。

2.ユーザー数の量:
 1と深い関係性を持ちますが、ソーシャルメディアの場合、全てではないものの、基本的にクローズドである為、ユーザー数が少ないと意味をなしません。
 ユーザー数が少ない時点で参加し、オピニオンリーダーを目指す、と云う手法もありますが、同様の効果を願う場合、ある程度ユーザー数が確保されているソーシャルメディアでコミュニティを形成した方が時間的にも労力的にも容易い、と云えます。
 クローズドサービスにおいて、ユーザー数はそのままサービスのパワー指標にもなりますから、選択する際の1つの基準にはなります。

3.ユーザー層の把握:
 ユーザー層を把握する事は難しいとは思いますが、最も重要な指標と云えますから、注意深く見てみる必要があります。
 ここで云うユーザー層とは、年齢や居住地、性別、職業等と云った極一般的なカテゴリに加え、ユーザーの興味対象(趣味として括られたもの以外)や行動原理等迄含みます。
 ユーザー層を分析出来たら、自身のアカウントで何をするか、と云う目的と照らし合わせます。
 自身のアカウントで目指す目的とユーザー層が合致しているのであれば利用すべきですし、噛み合わない様であればアカウントを取得する必要性はありません。

4.アクティブユーザーの占有率:
 2のユーザー数はアカウント取得そのものの目安になりますが、アカウントを活用し得るかは、アクティブユーザー数に左右されます。
 デッドアカウントが目立つ場合、或いは、ミラーアカウントが目立つ場合、アクティブユーザー占有率は極端に低い、と考えられます。
 デッドアカウントが目立つソーシャルメディアの場合、次の2つが考えられます。
 1つは、ユーザー導線に失敗したソーシャルメディアで、ユーザー数が伸び悩んでいる、若しくは、それ以上のユーザー数を期待出来ない場合です。
 もう1つは、そのソーシャルメディアの提供するサービスが充分に浸透した結果、ユーザー数が飽和し、それ以上の成長が期待出来ない、若しくは、下降線を辿る寿命の尽きたサービスです。
 どちらにしても、アクティブユーザーがいなければ、ソーシャルメディアとしての意味はありませんから、不要と云えます。

5.APIの公開やサードパーティー、ファンサイトの存在:
 ソーシャルメディア提供元のスタイルにも依存してしまいますので、全ての指標になる訳ではありませんが、要するにコアファンやサービスに関連する第三者の介在が多く見られる場合、そのソーシャルメディアは成長過程にある可能性が高い、と考えられます(寿命が尽きた場合にも存在しているので全てではありません)。
 ソーシャルメディアは一般にクローズドですから、オープンな場にそのサービスに付随する情報が散在していれば、アクティブユーザーが多い事の顕れ、と考えられます。
 そのソーシャルメディアについて関連性のある第三者の情報発信が乏しい場合、利用する必要性はありません。
 尚、プレスリリースは該当致しません。新しいサービスのリリースにプレスリリースは付きものですから、判断材料にはなりません。

6.課金によるサービス提供域の設定:
 直接的に有効活用可能なビジネスツールでもない限り、ソーシャルメディアの利用において、課金制に基づくユーザーアカウントにサービス制限を加えている場合、使う必要はありません。
 これに該当するソーシャルメディアは、ユーザー獲得とマネタイズとのジレンマから、成長が困難なソーシャルメディアです。従って、アカウントを取得する必要性も感じませんし、多くのデッドアカウントを保有している可能性が高い、と考えられます。
 有償・無償の差でサービス制限が加えられていないとしても、ことあるごとに課金のあるソーシャルメディアも避けましょう。
 これらユーザーに課金するソーシャルメディアの場合、ソーシャルメディア提供元がBtoCモデルでユーザーそのものをターゲットにしていますから、ビジネス目的でアカウントを取得しても、他ユーザーからは相手にして貰えません。

7.ユーザーの滞在時間が異常に長い:
 1つのソーシャルメディアにおいて、ユーザーの平均滞在時間が長い場合は要注意です。
 平均滞在時間は、そんなに長くはないものの、アクティブ、且つ、アクション数が多いソーシャルメディアが、SMMには向いています。
 ソーシャルメディアそのものの滞在時間が長くなってしまうと云う事は、そのソーシャルメディアのコンテンツが時間を消費させるサービス、若しくは、コミュニケーションに費やす時間、と考えられますから、外部サイトへの誘い込みがし辛い、と考えられます。
 最も分かり易い例としてあげると無料ゲーム提供等がこれに該当します(映像配信や動画共有はまた別物です:こちらについては後日、記事に致します)。
 ゲームコンテンツは時間を拘束する上、そのコンテンツ利用においてコスト消費がありません(ゲームにおける何等かの課金は有り得る)。コストを消費しない代わりに時間を消費しますから、対象サービス利用者をコンシューマに直結させるのは困難です。
 従って、一般業種のビジネスアカウントには不向きと云えます。


 今回、ここに挙げた7つの事項は、あくまでも基礎的な取捨選択法でしかありません。
 業種業態、提供製品やサービスによっては全く合致しませんし、或いは、更に選択法が増えます。

 ソーシャルメディアのその全てを使う事が出来れば、上記の様な選択は不要なのですが、ソーシャルメディアは使いこなさなければ効果はありませんし、使いこなす為には時間消費が必須になります。
 SMMを展開する者にとって、ソーシャルメディアでのビジネスアカウントは使いこなす事が最重要課題であり、ソーシャルメディアに時間を喰われてしまっては意味がありません。
 ソーシャルメディアに夢中になって、自身のブログやサイトの更新が等閑になってしまっては無意味です。それは、ソーシャルメディアマーケティングではなく、ソーシャルメディアユーザーにしか過ぎません。
 この辺りに充分注意し、上手く活用してみて下さい。


 それでは、アリーヴェデルチ♪


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posted by EINS at 20:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | WEB活用術 | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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