2010年03月29日

非関連性リンクの齎す絶大なSEO効果について

 この様な記事を書くとSEO業者やSEOに造詣の深いオーソリティの方々に笑われてしまうとは思いますが少しだけ。

 昨年9月にエントリーした「リンクディストーションについて」と云う記事について。
 本来、公開する予定ではなかったのですが、他ブログでリンクバラエティについて言及されていた事からエントリー致しました。
 関連性の乏しい、或いは、無関係なサイトからのバックリンクがSEO対策に結び付く、と云う内容について、実際に過去に施した案件とは別に、この半年の間で更にテストケースの実測を行い、補足させて頂きたいと思います。





 6、7年前より、関連性のないリンクから齎されるトラフィックのアクション率の高さを感じていた為(リターゲティングやリマーケティングと相反するのでこちらも笑われてしまうでしょうが)、検索エンジンからのトラフィックにもこれを反映させようと、特定キーワードを選定せず、混沌とした検索結果をもたらすべく、実験を行ったサイトがあります。
 ところが、この実験の結果、metaタグで指定したキーワード、即ち、正当なSEO対策をすべき検索ワードにおいて好影響を得てしまう、と云う思わぬSEO的副産物を得ました。

 全く効果がない、若しくは、あっても微々たるもの、と考えられている非関連性リンクが、実の処、SEO効果に多大な影響をもたらしているのではないか、と推測するに至り、弊社では、基本的なSEO対策を行ったサイトに対して、更にWebマーケティング的な付加要素としてこれを実施するに至りました。

 「リンクディストーション(Link Distortion:リンクの歪み)」と弊社では呼んでいます。

 少数派ではありますが、検索エンジンは関連性を認識していないのではないか、と云われる方がいらっしゃいます。
 私は逆に、検索エンジンは関連性を充分認識している、或いは、仕分けしている、と推測した上で、検索結果への影響に非関連性リンクが重要な役割を担っているのではないか、と考えました。
 勿論、GoogleとYahoo!では全く異なったニュアンスで、同様にbingにもこれは当て嵌まり、実際に好影響を齎す結果を得ました。

Google、Yahoo!、bingそれぞれ仕掛けは異なりますが、非関連性リンクがSEO効果に好影響を与える実測を得ました。

 これは前提が必要なのですが、検索エンジンがナチュラルリンクを好む、と云う条件に加え、既に、ある程度の関連リンクを持つ、と云う条件に限っての話です。
 従って、大幅なアルゴリズムの変更、即ち、現状のSEO対策における根幹を覆す様な変更があった場合、この限りではありません。
 同様に、全く関連性を持たないリンクのみやFFAリンクでは効果は期待出来ません。

 この考え方には、以下の様な推測から成り立ちます。

・自然発生的な被リンクである場合、必ずしも関連性のあるサイトとは限らないのでは?
・オーソリティ同士が必ずしもクロスリンクするとは限らない(特に競合している場合)のでは?
・雑多な情報が飛び交うサイトやサービス上からのdofollowリンクの扱いは?
・突発的、作為的、恣意的、刹那的なリンクの扱いは?
・人工的、即ち、自演リンクと判断し得る基準とは?
・関連性のみ注視された場合、巨大なグループや支援者によって順位操作が易しいのでは?
・先行したトラストサイトが常に有利なのか?
・発リンクの扱いが引用なのか、支持なのか、トラフィックなのか?
・内的SEOで必ずしもW3Cに準拠せずともSEO効果がある事から定説とされている以外の手法があるのでは?…etc.

 上記の様な幾つかの疑問点を抱くと、関連性のあるリンクのみを反映した検索結果と想定した場合、検索結果は一様になってしまい、一般語句での検索結果さえも一部法人サイトに集約されてしまうのではないでしょうか?
 しかし、現実、検索結果は変化し、恒常的な表示とはなっていません。
 即ち、関連性ならざる要因、取るに足らないと思われている非関連性によるリンク群が影響を与えている、と想像されます。

勿論、ソースや内部リンクの影響もあります。しかし、全てを内的要因で片付けるのは乱暴過ぎます。

 実際、非関連性に基づくバックリンクを特定の指標に基づき調整し続けると好影響をもたらします。
 特に自サイトのドメインエイジの高いサイト程、効果があります。
 検索順位の推移やその他数値データを掲載しても良いのですが、膨大なサンプルデータを有する訳ではありませんので説得力に欠けますし、公開出来ないものもあります。
 ですので、今回は実際にリンクディストーションを簡単に実施する方法をお伝え致します。


◎リンクディストーション実施法簡易バージョン

◇前提:
 検索エンジンがナチュラルリンクを好む。また、最低限度のSEO対策を実施済み。

◇定義:
 自然なリンクには、自ずと非関連性リンクが含まれる。従って、必然的に非関連性リンクがなければナチュラルリンクたる証明を得る事が出来ず、寧ろ、関連リンクの比率が高ければ、より人工的と見なすのが容易。
 故に自然たり得る非関連性リンクが必要不可欠。
 当初、別目的であった為、敢えてリンクに歪みを起こす事から名称をリンクディストーションとしましたが、現在のSEO効果を求め手法としては「ナチュラルリンク形成法」と云った方が適切かも知れません。

◇準備:
 一般的なSEO対策実施済みである事。
 リンク集、乃至は、外部サイトへの発リンクがある事。
 以下の様にバックリンクを分類する事。
・種リンク:同類リンク群(関連性)
 大工と大工、弁護士と弁護士等。或いは、特定キーワードを概ね共有。
・属リンク:類似リンク群(関連性)
 大工と塗装業、弁護士と司法書士等。或いは、特定キーワードの多くを共有。
・科リンク:近似リンク群(関連性)
 水道とガス、格闘家と格闘技評論家等。或いは、幾つかのキーワードで共通項がある。
・目リンク:遠戚リンク群(関連性)
 地域が同じ、所属する組織が共通等。或いは、共通キーワードがある。
・異リンク:無縁リンク群(非関連性)
 アパレル業と外食産業、運送業と医師等。
・混成リンク:個人リンク群(非関連性)
 知人であるか否かの如何を問わず個人ブログや趣味サイト、ツール等。
・限定リンク:広告リンク群(非関連性)
 ペイドリンク、ディレクトリ登録、プレスリリース等インターネット広告類。
・流動リンク:動的リンク群(非関連性)
 掲示板や口コミサイト、Q&Aサイト、CGI等。
・派生リンク:偶発的リンク群(非関連性)
 ブックマークやキャッシュ、引用、コピー、画像リンク等。
・強制リンク:固定リンク群(非関連性)
 ガジェットやブログパーツ、フリースクリプト、テンプレ等。

上記以外にも細かな分類がありますが、簡易バージョンではこれで充分です。
 また、必ず外部サイトにリンクジュースを流して下さい。これ、重要です!


◇実施:
 関連リンクがある事が前提で実施します。
 混成/流動/派生/強制リンクはディープリンクの比率を高める。
 ドメインエイジやサイトボリューム、更新頻度、関連リンクのリンクポピュラリティ等に影響されますので具体的な割合は割愛しますが、概ね以下の通りです。

バックリンクの比率:関連リンク<非関連リンク
バックリンク対象:トップリンク<ディープリンク
非関連リンクの比率:
・初期:強制リンク<派生リンク<混成リンク<流動リンク<異リンク<限定リンク
・刷新:異リンク<強制リンク<混成リンク<派生リンク<限定リンク<流動リンク
・安定:異リンク<限定リンク<強制リンク<混成リンク<派生リンク<流動リンク

尚、非関連リンク群にリンクファームやFFAリンクは含みません。
 リンクファームやFFAリンク他、スパムツールは絶対に使わない事。効果ゼロ処か、ペナルティの対象になる恐れがあります。安いツールにご用心!


 非関連リンク実施際の目安ですが、関連リンクが検索エンジンにインデックスされているかどうかを確認してからにして下さい。
 Yahoo!の場合、関連リンクが弱くても非関連リンクは微量ながら効果が期待出来ますが、Googleの場合、関連リンクがインデックスされていないと非関連リンク群の効果が殆ど現れません。bingも同様です。
 また、bingの場合、関連リンクがインデックスされていても、そのインデックスされた関連リンクが同サーバのみでは、非関連リンク群の効果を期待出来ません。非関連リンク群の中に海外サイトも含めて下さい。

 時間経過とバックリンク数の上昇に伴い、非関連リンクの割合を増やして下さい。
 また、非関連リンク対象サイトやサービスは、検索エンジンにインデックスされてから1年以上経過しているものが望ましいです。従って、ドメインエイジ1年以下の場合、効果はほぼ皆無です(ゼロではありませんが)。
 非関連リンクは全て独自ドメインである必要性はなく、同様に全てIPアドレスが分散されている必要はありません。と云っても、分散されていた方が好影響である事は間違いありません。
 ミラーサイトや重複コンテンツには気を付けて下さい。
 付け加えて、CMSによるECサイトの場合、ディープリンクには充分気を付けて下さい。商品データがない場合、SEO効果があってもコンバージョン率の低下を招く上、ユーザーに悪印象を与えます。直接、SEOとは関係ありませんが、気を付けましょう。


 恐らく、あまりにも突飛な内容である為、これをお読みの皆さんは懐疑的に思われている事でしょう。
 ですから、お試し頂く場合には、メインサイトでいきなり試さず、サテライトサイトで実施してみては如何でしょうか?
 お試し頂けば、最初は緩やかに向上し、関連/非関連リンクの割合を調整する事で、特定の時期にトラフィックが跳ね上がります。
 そして、その割合の最適化された比率は、皆さんの想像を超えるものだと思います(多分、驚きます)。

 ちなみに、リンクディストーションからは離れますが、関連リンクにも有効的な効果をもたらし得る比率があります。
 関連リンクも分類している訳は、その為です。

 こちらもなかなか面白いです。

 もし、非関連リンクを集める事に懐疑的でしたら、まず、関連リンクを分類し、その割合を調整してみて下さい。
 関連/非関連リンクの割合程ではないにしても「あれっ?」と思う筈です。

 尚、実施する場合にはLPOも考慮して下さい。
 上手く調整しますと、目に見えてコンバージョン数が増えます。

 リンクディストーションに関しては、よくDNAに例えてお話をさせて頂いているのですが、分かりますでしょうか?

 ま、たまには変わった事をしてみるのも良いものですよ?


 と云う訳で、アリーヴェデルチ♪


◎この記事を読まれた方は下記のエントリも読まれております。
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リンクディストーションについて


posted by EINS at 19:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | WEB活用術 | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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