2010年04月03日

コンテンツの品質と検索結果評価基準は直結しない

 以前のエントリー「コンテンツの質が大事なのは周知の事実だが」と云う記事でも少し述べましたが、コンテンツの品質アップが全てに勝る、と思い込むのは危険な考え方です。

 これは、コンテンツが劣悪でも良い、と云っている訳ではありません。
 コンテンツが良い事、その拡充に努める、と云うのが前提のお話です。

 ウェブマーケティングにおける基礎的要項や一定の指標をクリアすると、必ず巻き起こるのが“コンテンツ至上主義"ですが、現実を見回してみれば分かる筈です。
 優れた商品やサービスが決して、業界ナンバー1とは限らず、時に“劣る"ものの方が支持層が多い、と云うケース。

 これは、「努力と結果」の関係性に似ています。
 努力したから結果が出たのか?或いは、結果が出たから努力した、と云えるのか?

 コンテンツの善し悪しは、ユーザーが判断する事です。
 開発者や運営者が判断するものではありません。
 勿論、そのクオリティに関しては相対的に判断する事は誰でも出来ます。

 ですが、

 コンテンツとしてAよりもBの方が勝り、BよりもCの方が勝る…しかし、Aのユーザーが最多。

 この場合、勝敗は明らかです。
 Aが成功なのです。
 コンテンツが優れていてもBやCは劣っているのです。

 イノベーションのジレンマ?
 いえ、違います。もっと単純な事です。
 ユーザーへの周知徹底が乏しいのです。

 検索エンジンが評価するのは、リンクの品質とそれらの数です。
 要は、多数決であり、各々の票の価値はそれぞれ異なる訳です。
 つまり、支持されるリンクによって評価が決定される為、コンテンツそのものの善し悪しは検索結果に影響を与えません。

 勿論、コンテンツを下支えする内部SEOは関係して来ます。
 従って、検索エンジンが好むソースや内部リンクは重要です。
 但し、これは根本的なコンテンツの善し悪しとは異なります。

 基本的に後発のサービスの場合、コンテンツを既存サービスより向上させようとする筈です(従来サービスと同様、価格帯で勝負と云うプランニングは論外です)。
 この考え方は基本的に良いのですが、同様にマーケティングも意識しなければなりません。
 既に利用しているサービスのあるユーザーを引き込むには、かなりのパワーが必要です。
 ユーザーは使い続けているサービスに不満を持ちません。不満があっても乗り換える事を煩わしいと思うものです。

 コストと開発期間を無駄にしない様、如何にユーザーにコンテンツを知らしめるか?
 これをもっと真剣に考えましょう。

 コンテンツが良ければユーザーは選んでくれる、と云う幻想は捨て去りましょう。


 と云う訳で、アリーヴェデルチ♪


posted by EINS at 17:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | プランニング | この記事をはてなブックマークに登録 | この記事をYahoo!ブックマークに登録 | この記事をBuzzurlに登録 | この記事をニフティクリップに登録 | この記事をlivedoorクリップに登録 | この記事をdel.icio.usに登録 | トピックイットに投稿する
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